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2008年12月 6日 (土)

日本の知識創造企業はどこか?

日本ナレッジマネジメント学会で、今年から「ベンチマーキング部会」なるものを立ち上げました。

部会の活動としては、知識創造経営へのトランスフォーメーション(組織変容)に挑戦する、4つの成功事例を取り上げ、実際に訪問調査を行い、定性的な分析を行っています。今年度は4ケースを実施しましたが、その成果は国際会議TKF(The Knowledge Forum)で発表したり、書籍(「型」と「場」のマネジメント)になったりと、なかなかのものになりました。

ぜひ、訪問レポートがKM学会ホームページに出ていますので、ご覧になってください。

事例(1) -> レポートはこちら
富士ゼロックス KDI (Knowledge Dynamics Initiative) (東京都港区)
オープンイノベーション(1): 顧客コミュニティとの共創関係

事例(2) -> レポートはこちら
日産自動車 先進技術開発センター (神奈川県厚木市)
オープンイノベーション(2): 人間力の場、サプライヤーとの共創知

事例(3) -> レポートはこちら
富士フイルム 先進研究所 (神奈川県開成町)
オープンイノベーション(3): 「融知創新」のための場と仕掛け、技術知の見える化

事例(4) -> レポートはまだ、これからです
日立ハイテクノロジーズ 那珂事業所 (茨城県ひたちなか市)
オープンイノベーション(4):知識創造(SECI)の場の経営の実現

これら四つの事例は、日本の製造業の強みである「困難な課題を乗り越えるための組織的な知識創造」をそれぞれの組織目標に合った形で、フレッシュに再構築していたと言えるでしょう!

“「型」と「場」のマネジメント”という本が出ました

“「型」と「場」のマネジメント”は、日本ナレッジマネジメント学会の分科会部会長の共同執筆本です。

アマゾンでは、こちらです。

私は、KM学会のベンチマーキング部会長を務めておりますが、その報告として、5章を執筆しました。

本章では、富士ゼロックスKDI自身にくわえ、これまでKDIの支援を受けながら「知識創造型組織」への組織変容を実践してきた、日産と富士フイルムの研究開発部門を紹介します。

どの事例も、「日本の知識創造企業」の代表例として、その変革のポイントを「クリエイティブ・トランスフォーメーション」という概念でまとめました。効率化だけでは立ち行かなくなった日本企業全体に対して、組織全体を創造的な状態に高めることが、経営の焦点に移ってきていることを事例を用いてわかりやすく伝えています。

ぜひご覧になってください。pen