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2008年12月27日 (土)

気の強い事務局、気の弱い事務局

企業変革を担う「事務局」には、色々なタイプがある。だが、おおざっぱに分けると、「気の強い事務局」と、「気の弱い事務局」がある。

気の強い事務局は、たいてい、ちょっといやな感じのする人たちだ。自分が一番賢いと思っていて、現場を馬鹿にしているところがある、言うなれば「元気を吸い取る事務局」だ。その特徴は、次の通り。
- 現場を信用していない。いつも自分が仕切っていないと駄目だと思う。
- 組織を無機的なものとして捉える。戦略を落とし込むことが大事だと信じている。
- 成功した仕組みだけを信じる。だから他社の成功事例を知りたがる。

だがきわめてロジカルな議論に強く、自らの活動を正当化し、人を巻き込む力もある。彼ら彼女らが正しい目標を持っていれば、それを広めることができる。

一方で、気の弱い事務局は、場をつくり、それを組織内で正当化する力が弱い。「自信を持てない事務局」である彼ら彼女らの特徴は、次の通りだ。
- 現場を説得できない。だからコトが起こせない。
- 周囲の見方に過剰反応する。流されやすい。
- 成功イメージが持てない。だから一貫性を失いやすい。

こんな事務局でも、その裏返しが強みとなる。共感力、相互理解力が高く、現場の人たちのことを必死に考えているゆえ、柔軟で、正しい目標を見つける力がある。トップの強いスポンサーシップがあって、活動が正当化されれば、勢いがつく。

つまり、気の強い事務局も、弱い事務局も、それぞれ善し悪しがあるということだ。この両方の良いところを取った、「明確な思想を示し、傾聴し、共感する事務局」というものをめざすべきだ。その特徴は、次の通り。
- 志:「これは譲れない」というポイントを明確に持っている。だからぶれない。
- 愛:「誰もが輝くものを持っている」と考えている。だから現場と共感する。
- 夢:「こんなことがしたい」が具体的にある。だから説得力がある。

ぜひ、強すぎず、弱すぎず、強くも弱くもある、そんな事務局力を発揮することを考えてほしい。

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