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2008年12月25日 (木)

スパイキーに生きている人たち

スパイキーに生きる = 事務局力の発揮

この公式に、まだしっくり来ていない人もいるだろう。一つの説明は、事務局力を発揮すると、人脈ができて、結果として資源が集まってきて、自らがスパイキーのとがっている部分になる、というもの。このような演繹的なロジックは、そうなる可能性が高いとしか言いようがない。「まぁ、信じてやってみなはれ」ということだ。

もう一つは逆の帰納的なロジックで、スパイキーな生き方をしている人たちは、実は事務局力が強みだったというものだ。

いい加減なことは言えないが、例えば島田紳助さんのように、芸人から司会者になり、さらに新人のプロデューサ的な立場に進化を遂げていく人のコア能力は、事務局力だと思う。彼は、人を集める場(番組)を作り、その人たちに機会を与え(番組内でいじり)、一流に育てていく(売れるようにする)。それをひたすら繰り返すことによって、自分自身の芸ではなく、他人を育てることによって、自らの地盤を強化していると言えよう。

また、勝間和代さんがあれほど短期に超メジャーになれた経緯が、「起きていることはすべて正しい」に詳しいが、それを読むと彼女の強みが事務局力であることがわかる。「自分の力だけでは決して本は売れない、皆が応援してくれる関係性を作ることが最も大事である」、という自己理解ができているのはすばらしい。事務局力を発揮するリーダーの、持つべきスタンスと言えよう。

島田さんのタイプは、自分の周辺に集まった人の価値を高めていくことで、より自らのネットワーク価値を高めることに成功し、結果として自らの王国を築く。勝間さんのタイプは、ネットワーク価値のある人とのネットワークを地道に増やしていくことでネットワーク資産を増やし、結果として資源の集まるスパイキーな立場になる。

彼らからスタイルを学ぶとするならば、まず勝間さん型の、ネットワーク価値のある人とできるだけつながっていくことをめざすべきだろう。そうなると、たとえば「勝間和代推薦!」と書いてある本が売れるようになってきているように、次のステップは島田さん型で、自分の周りを育てることで王国を築くことができるだろう。

戦略的な「事務局力」とは、自らの芸に頼ることなく、ネットワーク資産を高めることに注力し、結果として周囲が自分の価値を高めてくれる環境を構築し、長きにわたって自らの価値を高い状態にし続けることを可能にする能力と言えよう。これが、スパイキーな生き方なのである。

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