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2008年12月17日 (水)

フューチャーセンターがもたらす変化

あなたが、自社の中心にフューチャーセンター、つまり「未来志向で現実の問題を解くための場」を作ろうと決心したとしよう。

それは、どのような場を作ることになるのだろうか?
それは、どのような効果をもたらすのだろうか?
それは、企業経営をどのように根本から変えてしまうのだろうか?

これらの疑問に答えていきたい。

まず、場の作り方には次のようなバリエーションがある。
・経営企画部門のような「本来ハブとなるべき部門」をフューチャーセンター化する
・本社の誰もが来るフロアに「象徴的な場」としてフューチャーセンターを作る
・本社の1Fなど、お客様も来れる場所にフューチャーセンターを作る
・吹き抜け階段まわりなど、点在する出会いの空間をそれぞれフューチャーセンター化する
・商品企画部門、マーケティング部門、技術企画部門など、個別具体的なテーマごとにフューチャーセンターを作る

場の効果には、「複雑な問題を解ける」ということと、「継続的にその知識を蓄積・活用できる」ということの二点がある。たとえば、次のようなことである。
・未来シナリオを作るには、社会の持つ様々な不確定要素を勘案する必要がある。そのような情報を継続的に蓄積・活用していくことに大きな価値がある。
・ビジネスモデルアイデアを出すには、取引先や顧客企業の変化、自社の既存の枠組みを超えた発想が必要。
等々だ。
今までも未来シナリオや新ビジネスモデルを作ろう、という努力は各社してきたであろうが、その議論は使い捨てになっていなかっただろうか。一つのタスクで議論したことが、翌年の別タスクでテーマが近くても、その過去に培った視点を生かしてはいないだろう。

複雑な問題を組織を超えて解く、ということになると、「問題を単純な問題に分割して各自に割り振る」という、近代の管理制度が立ち行かなくなる。その結果、多くの企業組織は分業システムを崩壊させ、協業システムへの移行を成し遂げるだろう。

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